東南アジアの魅力が詰まった国、タイ。歴史的な寺院、美しいビーチ、活気あふれるマーケットなど、多彩な観光スポットが揃っています。首都バンコクの壮麗な寺院から、リゾート地プーケットの美しいビーチまで、タイには訪れるべき場所が数多くあります。
この記事では、初めての旅行でも楽しめる定番の観光スポット9選を厳選してご紹介します。タイの文化や歴史を感じられる名所から、リラックスできるリゾート地まで、幅広いスポットを網羅しています。ぜひ次回の旅行の参考にしてください!
タイで人気の観光スポット9選! 定番スポット
ワット・プラケオ(エメラルド寺院) – バンコクの象徴的な寺院
ワット・プラケオは、1782年にラーマ1世が現在の王朝であるチャクリー王朝を開いた際に護国寺として建立された寺院です。この寺院は、タイで最も神聖な寺院とされ、観光客だけでなく地元の人々からも深く信仰されています。
寺院内には「エメラルド仏」と呼ばれる翡翠で作られた仏像が安置されており、その美しさと神聖さから多くの人々が訪れます。また、敷地内の黄金の仏塔には仏舎利(仏陀の遺骨)が納められており、歴史的価値も高い場所です。
ワット・プラケオは、バンコクの中心部に位置しており、アクセスも便利です。訪れる際は、寺院内の装飾や建築の細部にまで目を向け、その壮麗さを堪能してください。
ワット・ポー – 巨大な寝釈迦仏とタイ古式マッサージの聖地
ワット・ポーは、王宮の南側に位置し、涅槃仏(寝釈迦仏)とタイ古式マッサージで有名な寺院です。ラーマ1世の命により、僧侶が法を学ぶための場所として建てられ、その後、ラーマ3世の時代に大規模な改修が行われました。
寺院内には全長46メートル、高さ15メートルの巨大な涅槃仏が安置されており、その圧倒的なスケールは訪れる人々を魅了します。特に、仏像の足の裏には真珠で飾られた108の図が螺鈿細工で描かれており、仏教の世界観を表現しています。
また、ワット・ポーはタイ古式マッサージの総本山としても知られ、敷地内で本格的なマッサージを受けることができます。伝統的な技術を学びたい人のためのスクールも併設されており、タイの伝統医療やマッサージに興味のある方にはおすすめのスポットです。
ワット・プラケオとワット・ポーは、バンコクを訪れる際にはぜひ足を運びたい定番の観光スポットです。それぞれの寺院で、タイの歴史や文化、そして信仰の深さを感じ取ることができるでしょう。
ワット・アルン(暁の寺) – チャオプラヤ川沿いの美しい仏塔
ワット・アルン(暁の寺)は、バンコクのチャオプラヤ川西岸に位置する美しい寺院で、その優雅な姿から「暁の寺」とも呼ばれています。特に中央にそびえる高さ約70メートルの大仏塔(プラ・プラーン)は、細かな装飾が施され、タイの伝統的な建築美を象徴しています。この仏塔は、19世紀初頭、ラーマ2世の治世に建てられました。
ワット・アルンは、朝焼けや夕暮れ時に訪れると、その美しさが一層際立ちます。また、仏塔の上部まで登ることができ、そこからはチャオプラヤ川やバンコク市内のパノラマビューを楽しむことができます。寺院内には美しい庭園や他の小さな仏塔もあり、散策しながらタイの歴史と文化を感じることができます。
アユタヤ遺跡 – 古都アユタヤの壮大な歴史を感じる
アユタヤ遺跡は、バンコクから北へ約80キロメートルに位置する古都アユタヤの歴史的遺跡群です。1351年に建都されたアユタヤは、約400年にわたりタイの首都として繁栄し、多くの寺院や宮殿が建設されました。しかし、1767年にビルマ軍の侵攻により破壊され、その後は廃墟となりました。
現在、アユタヤ歴史公園として整備されており、ユネスコの世界遺産にも登録されています。広大な敷地内には、ワット・プラシーサンペットやワット・ローカヤスターラームなど、多くの歴史的建造物が点在しています。これらの遺跡を巡ることで、かつてのアユタヤ王朝の壮大な歴史と文化を肌で感じることができます。
アユタヤ遺跡を訪れる際は、レンタサイクルを利用して広い敷地内を効率的に巡るのがおすすめです。また、遺跡周辺には地元の市場やレストランもあり、タイの伝統的な料理やお土産を楽しむこともできます。
ダムヌンサドゥアック水上マーケット – タイならではの活気ある市場
ダムヌンサドゥアック水上マーケットは、バンコクから南西約80kmのラーチャブリー県に位置する、タイを代表する水上マーケットです。運河には新鮮なフルーツやローカルフードを積んだ小舟が行き交い、活気に満ちた雰囲気を楽しめます。お土産屋も多く、ショッピングも満喫できます。訪れる際は、午前9時頃までが最も賑わっているため、早朝に出発するのがおすすめです。
サメット島 – 透明度の高い海と白い砂浜が魅力
サメット島は、バンコクから最も近い離島で、島全体が海洋国立公園に指定されています。透明度の高い海と白い砂浜が広がり、リゾート地として人気があります。大型チェーンホテルではなく、島に溶け込むラグジュアリーリゾートが点在し、自然に囲まれた静かな環境でリラックスできます。シュノーケリングやダイビングなどのマリンアクティビティも充実しており、海の美しさを存分に楽しめます。
プーケット・パトンビーチ – タイ最大のビーチリゾート
プーケット島に位置するパトンビーチは、タイ最大のビーチリゾートとして知られています。白い砂浜と青い海が広がり、日光浴や海水浴を楽しむ観光客で賑わっています。周辺には多彩なレストランやバー、ショッピング施設が立ち並び、昼夜を問わず活気があります。また、ジェットスキーやパラセーリングなどのウォータースポーツも豊富で、アクティブに過ごしたい方にもおすすめです。
チェンマイのドイ・ステープ寺院 – 山の上にそびえる神聖なスポット
チェンマイ市街から約15km西に位置するステープ山の頂上に建つ「ワット・プラタート・ドイ・ステープ」は、タイ北部を統治していたクーナ王によって約650年前に建立された歴史ある寺院です。
標高1,080mの高さからは、チェンマイ市内を一望でき、その美しい景観は訪れる人々を魅了します。寺院内には黄金の仏塔があり、仏教徒にとって重要な巡礼地となっています。また、山頂へ向かう途中の階段には、伝統的なナーガ(蛇神)の装飾が施されており、訪れる人々の目を楽しませてくれます。
サンクチュアリー・オブ・トゥルース – パタヤの圧巻の木造建築
パタヤのウォンプラチャン湾に位置する「サンクチュアリー・オブ・トゥルース(真実の聖域博物館)」は、1981年から建設が始まり、現在も建築が進められている壮大な木造建築物です。
チーク材やハードウッドを使用し、金属の釘を一切使わずに建てられたこの建物は、タイの伝統的な建築様式と精巧な彫刻が特徴です。建物内外には、宗教的な信仰心や東洋哲学、精神性を表現した彫刻が施されており、その芸術性とスケールに圧倒されます。訪れる際には、ガイドツアーに参加して、建物の歴史や背後にある哲学を学ぶことをおすすめします。
タイで人気の観光スポット9選! 定番スポットの紹介のまとめ
タイには、歴史的な寺院や美しい自然、活気ある市場など、多彩な観光スポットが点在しています。今回ご紹介した9つの定番スポットは、タイの文化や魅力を深く感じられる場所ばかりです。初めてタイを訪れる方も、リピーターの方も、ぜひこれらの場所を訪れて、タイの多彩な魅力を体験してみてください。